auto-commit

AI搭載Git自動コミットメッセージ生成ツール - OpenAI / DeepSeek / Gemini 対応

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概要

auto-commitは、ステージされた変更を分析し、適切なコミットメッセージを自動生成するCLIツールです。本プロジェクトはm1guelpf/auto-commitのフォークで、複数のLLMプロバイダー（OpenAI、DeepSeek、Gemini）に対応し、カスタマイズ可能なコミットメッセージフォーマット機能を追加しています。

特徴

• 🤖 マルチプロバイダー対応: OpenAI、DeepSeek、Google Gemini から選択可能
• 🎨 カスタムフォーマット: --formatオプションで自由にメッセージ形式を設定可能
• 📝 .gitmessage テンプレート: プロジェクト固有のコミットルールを設定可能
• 🚀 高速実行: Rust製で軽量・高速動作
• 🔧 柔軟な設定: 環境変数や.envファイルでの設定管理
• 🌍 マルチプラットフォーム: Windows、macOS、Linux対応

インストール方法

Homebrew (macOS / Linux)

brew tap clearclown/tap
brew install auto-commit

Cargo (Rust)

# crates.io から
cargo install auto-commit

# GitHubリポジトリから直接
cargo install --git https://github.com/clearclown/auto-commit.git

バイナリダウンロード

GitHub Releasesから、お使いのプラットフォーム向けのバイナリをダウンロード：

プラットフォーム	ファイル
macOS (Apple Silicon)	auto-commit-darwin-aarch64
macOS (Intel)	auto-commit-darwin-x86_64
Linux (x86_64)	auto-commit-linux-x86_64
Linux (deb)	auto-commit-linux-x86_64.deb
Windows (x86_64)	auto-commit-win-x86_64.exe

# 例: macOS (Apple Silicon)
curl -LO https://github.com/clearclown/auto-commit/releases/latest/download/auto-commit-darwin-aarch64
chmod +x auto-commit-darwin-aarch64
sudo mv auto-commit-darwin-aarch64 /usr/local/bin/auto-commit

Arch Linux (AUR)

注意: 現在AURの auto-commit パッケージはオリジナルの m1guelpf/auto-commit 用です。このフォーク版をインストールするには、Cargo (GitHub) またはソースビルドをご利用ください。

# オリジナル版をインストールする場合
yay -S auto-commit
# または
paru -S auto-commit

ソースからビルド

# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/clearclown/auto-commit.git
cd auto-commit

# ビルド
cargo build --release

# バイナリをパスに移動
sudo mv target/release/auto-commit /usr/local/bin/

セットアップ

APIキーの設定

お使いのLLMプロバイダーのAPIキーを環境変数に設定します。複数設定されている場合は、優先順位に従って自動選択されます。

優先順位: OPENAI_API_KEY > DEEPSEEK_API_KEY > GEMINI_API_KEY

# OpenAI を使用
export OPENAI_API_KEY='sk-...'

# DeepSeek を使用
export DEEPSEEK_API_KEY='sk-...'

# Google Gemini を使用
export GEMINI_API_KEY='AIza...'

または、プロジェクトルートに.envファイルを作成：

# .env ファイル（いずれか1つを設定）
OPENAI_API_KEY='sk-...'
# DEEPSEEK_API_KEY='sk-...'
# GEMINI_API_KEY='AIza...'

動作確認

# バージョン確認
auto-commit --version

# ヘルプ表示
auto-commit --help

使い方

基本的な使用方法

# 変更をステージ
git add .

# コミットメッセージを自動生成して実行
auto-commit

実行時に使用されるプロバイダーが表示されます：

⠋ Generating commit message using OpenAI...
✓ Commit message generated (OpenAI)

オプション

# ドライラン（実際にはコミットしない）
auto-commit --dry-run

# 生成されたメッセージを確認してから決定
auto-commit --review

# 強制実行（確認なし）
auto-commit --force

# カスタムフォーマット指定
auto-commit --format "{emoji} {prefix}: {title}"

# 詳細なログ出力
auto-commit -v

フォーマットプレースホルダー

カスタムフォーマットで使用可能なプレースホルダー：

プレースホルダー	説明	例
{title}	コミットの要約（1行目）	Add user authentication
{description}	詳細な説明	Implemented JWT-based auth...
{emoji}	GitMojiスタイルの絵文字	✨, 🐛, 📝
{prefix}	Conventional Commitsプレフィックス	feat, fix, docs
{scope}	変更スコープ（optional）	api, cli, config

使用例

# Conventional Commits形式
auto-commit --format "{prefix}({scope}): {title}\n\n{description}"

# GitMoji形式
auto-commit --format "{emoji} {title}\n\n{description}"

# シンプル形式
auto-commit --format "{title}"

.gitmessage テンプレート

プロジェクト固有のコミットルールを設定できます。以下の優先順位で読み込まれます：

1. ~/.gitmessage - ユーザーカスタム（最優先）
2. ./.gitmessage - プロジェクトルート
3. 組み込みデフォルト - バイナリに埋め込み済み

テンプレートファイルには、コミットメッセージのフォーマットルール、使用可能なプレフィックス、絵文字ガイドラインなどを記述できます。

対応プロバイダー

プロバイダー	デフォルトモデル	環境変数
OpenAI	gpt-4o-mini	OPENAI_API_KEY
DeepSeek	deepseek-chat	DEEPSEEK_API_KEY
Google Gemini	gemini-2.0-flash	GEMINI_API_KEY

開発者向け情報

必要環境

• Rust 1.70.0以上
• Git 2.0以上

ビルド方法

# 開発ビルド
cargo build

# リリースビルド
cargo build --release

# テスト実行
cargo test -- --test-threads=1

# フォーマット
cargo fmt

# Lint
cargo clippy

プロジェクト構造

src/
├── main.rs              # エントリーポイント
├── lib.rs               # モジュールエクスポート
├── api/
│   ├── mod.rs           # クライアントファクトリ
│   ├── client.rs        # LlmClient trait
│   ├── provider.rs      # Provider enum（自動検出）
│   ├── openai_compatible.rs  # OpenAI/DeepSeek クライアント
│   └── gemini.rs        # Gemini クライアント
├── cli/                 # CLIインターフェース
├── config/              # 設定管理
├── formatter/           # メッセージフォーマッター
└── git/                 # Git操作

トラブルシューティング

APIキーが認識されない

# 環境変数の確認
echo $OPENAI_API_KEY
echo $DEEPSEEK_API_KEY
echo $GEMINI_API_KEY

# .envファイルの確認
cat .env

使用されるプロバイダーを確認したい

-v オプションで詳細ログを出力すると、どのプロバイダーが選択されたか確認できます：

auto-commit -v --dry-run

コミットが失敗する

# ステージされた変更があるか確認
git status

# Gitの設定確認
git config user.name
git config user.email

ビルドエラー

# Rustのバージョン確認
rustc --version

# 依存関係の更新
cargo update

貢献方法

1. このリポジトリをフォーク
2. フィーチャーブランチを作成 (git checkout -b feature/amazing-feature)
3. 変更をコミット（auto-commitを使用！）
4. ブランチにプッシュ (git push origin feature/amazing-feature)
5. プルリクエストを作成

ライセンス

MITライセンス - 詳細はLICENSEファイルを参照してください。

謝辞

• オリジナルのauto-commitプロジェクト
• OpenAI
• DeepSeek
• Google Gemini
• すべてのコントリビューター

リンク

• GitHub Repository
• Issue Tracker
• Original Project
• OpenAI API Documentation
• DeepSeek API Documentation
• Gemini API Documentation